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ぼそっと。映画の話、本の話。
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一昨年、昨年に話題となった『1Q84』を読みました。

蛇足もはなはだしいですが、
村上春樹さんの書き下ろし長編小説です。


青豆という特殊な能力と職業を持つ女性と、
その青豆と同年代の青年、予備校で非常勤講師をしながら、
漠然と小説家を夢見ている普通の人・天吾を
中心として、物語は語られていきます。

二人の視点を交互に交えながら、
「1Q84」の世界が描かれている小説です。

“BOOK 3”からはさらにもう一人からの
視点が加味されます。

「1Q84」という奇妙なタイトルですが、
その世界(…時代!?)は、小説のかなり早い段階で、
読者にもその大枠を把握できるように、
明らかにされています。

そして、小説が進むにつれて深化していきます…。


一言で感想をいうと、

村上春樹ワールドを堪能できる作品だと思います。


同氏の小説は、時として難解な(感覚的過ぎる…)
こともありますが、本作については
常識的な範囲に収まっていると思いました。


宗教や大麻など、比較的にアドホックなテーマを
取り込んでいるところに意外な印象も受けましたが、

非現実的な、まるで現実のような舞台で
登場人物の心の変遷を絶妙に描いています。

同氏のらしさ、真骨頂だと思います。


そして、印象派の画家を思わせるような、
カラフルでスパイシーな、どこかぶっ飛んだ
世界が紐解かれていきます。

いや、むしろ絡まっていくのかも。



とりあえず、“ノルウェイ”よりはぶっ飛んでいて、
“クロニクル”よりはシラフな小説に
仕上がっていると思います。


「うん、やっぱこの作家さんの感じは好きだなぁ。」

と自分なりに再認識しました。


ただ、村上春樹さんがどうしてこんなに、
社会現象になるほどに人気があるのか…

改めて不思議に思いました。


好き人は好きというか、
一部の熱狂的な愛好家に支持されるタイプ…

好き嫌いがはっきりと分かれる作風の
小説家だと思うのですけど。


稀有な作家。

熱狂的な愛好家はいても流行とはなりづらい…
そんな作風だと思うのですけど。不思議に感じます。

この作品を読みながら、楽しみながらも、
そんな違和感を改めて感じました。




村上春樹[2009]『1Q84 BOOK1』新潮社、
村上春樹[2009]『1Q84 BOOK2』新潮社、
村上春樹[2010]『1Q84 BOOK3』新潮社。
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