×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
井上夢人さんの作品、『Rubber Soul』を読みました。
不幸な生い立ちから引き込もりになっていた男が
偶然に“出会った”モデルに一目惚れしてしまう。
恋愛どころか、世間にさえ慣れていない男の想いは
一方的に募っていき、異常な色彩をおび始める…。
ストーカーを題材にした小説です。変質的な愛情を
描いていますが、読み終えみると、
もしかしてこれは純愛小説なのかも…
と思ったりもしました。
相手を一途に思う、ただ不器用すぎて、
そして、不幸が重なりすぎたせいで、
ボタンを掛け違ってしまっているのかなぁと。
あ、ストーカーを擁護する気は全くないでし、
ストーキング一般がそうだって話でもないですよ。
ただ、この小説の主人公の話(ケース)です。
主人公が音楽通ということもあって、
ビートルズを中心に音楽の話題が散りばめられて、
小説を彩っています。
ストーリーに荒さがありますが、面白みのある小説です。
井上夢人『Rubber Soul』講談社。
PR
この記事にコメントする