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有川浩さんの小説を読みました。
たぶん有川さんの小説を読んだのは、
初めてかなぁと思います。
阪急電車にたまたま乗り合わせた人達の
それぞれの人生をリレー形式で綴っていく小説です。
あまり読んだことのないタイプの小説でした。
恋愛の要素はあるけど、ラブストーリーではないし、
日常を切り取っているけど、けっして純文学という
趣のある小説ではないです。
阪急電車に偶然乗り合わせたアカの他人達同士、
学生だったり、OLだったり、主婦だったり。
電車を介して、ほんの少し交差する
彼ら彼女らの人生のほんの一場面…
一場面だけど各自それぞれにとっては、
人生の転機のきっかけであったりもする
出来事を切り取っていく小説です。
人にはそれぞれに悩みがあって、幸せがあって、
それぞれの人生があるということを見事に
表現した小説だと思います。
心がほんわかする小説です。
有川浩[2010]『阪急電車』幻冬舎、幻冬舎文庫。
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