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ぼそっと。映画の話、本の話。
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競馬関連の新書続きです。

自分の流行で勢いづいているのと、
電車の中とかでも気安く読よめる(苦笑)
ので続きました。


“調教調査官”なる井上利彰さんの著作です。


競馬に興味のある人なら、馬券を購入するうえで
前レースの成績等が記載されている馬柱は、
必ず目を通すことだと思います。

さらに専門紙を購入して、競馬に挑む人が
馬柱とともに目を通すのが調教欄でしょう。


自分も馬券を購入する時は、
馬柱とこの調教欄を必ずチェックします。


本書は、競馬の専門紙「競馬ブック」の調教欄を
用いながら、調教欄からいかに馬の調子を読み取るのか、

また、各厩舎がどのような目論みで馬の調教を
しているのかについて、解説をしています。

本書では競馬にあまり馴染みない人にも分かるように、
一般的な調教欄の見方から丁寧に解説を始めています。

とはいえ、馬柱と同様、狭いスペースに数字と
断片的な単語が詰め込まれた調教欄なので、
初心者にはとっつきにくいでしょう。


まぁ興味がない人はそもそもこの本を
手にとらないでしょうけど。


読んでみて、とっても実用的なタイプ(競馬自体が
実用的かどうかはおいといて…)の本だと思いました。

調教欄にあるハロンごとの数字の羅列と
馬なり余裕や併入などの単語の組み合わせから、
どのような調教が行われたと推測できるのか、
また推測すべきなのか、

読み進めるごとに理解が深まる内容になっています。

また、美浦と栗東のトレセンの調教コースの特徴や
厩舎ごとに調教の特徴が違うことにも触れています。

本番のレースに向けてどのような調教内容が
好ましいのかを各競馬場別・芝ダート別・距離別に、
過去の傾向から分析しているのは、
他の競馬関連書ではなかなかない見られない
本書ならではの分析だと思います。


タイトルは、巷に溢れる“必勝法”的な内容を
連想させますが、タイトルに似合わない
硬派な内容の競馬新書となっています。


競馬に関するデータ分析基礎”

と言ったところでしょうか。



より競馬を楽しむために良い本だと思います。



井内利彰[2009]『100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ 馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる』白夜書房、競馬王新書021。
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