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年末から年始にかけて、
読んでいた本です。
曽根圭介さんの作品です。
第53回江戸川乱歩賞受賞作。
内容は、現職の国会議員に中国のスパイが
いるという情報をもとに、警視庁の外事課が
極秘に捜査を始めるが…
捜査線上に浮かんだのは、次期総裁としての
期待もかかる保守・タカ派の政治家・
芥川健太郎だった。
独自に捜査を進める捜査員・不破であったが、
内外から様々な妨害を受けることになる。
という、年末年始には全くそぐわない
陰謀渦巻くスパイ小説でした(苦笑)。
現職の国会議員にスパイがいる、
という設定がまずわくわくさせます。
いったい誰が味方で、誰が“モグラ”
(=スパイ)なのか。
二転三転する展開は、スリリングで
読み応えのあるものでした。
本書の帯に書いてあった
“乱歩賞史上最高の公安警察ミステリー!”
という表現もあながち大袈裟ではないな、
と思いました。
面白かったです。
曽根圭介[2010]『沈底魚』講談社、講談社文庫。
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