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ぼそっと。映画の話、本の話。
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“日本人ってどう思われてるんだろ?”

ほのかな期待と少しの不安を感じながら、
そんな素朴な疑問を抱いたことないですか!?

超大国・アメリカに真っ向から戦争を挑んだり…
その結果、破滅的な敗戦から奇跡的な復興を果たしたり。
わびさびのような独特の感性を持っていたり。

言うまでもなく、とってもユニークな日本人。


あるいは、もしかしたら日本人が思っている以上に
ユニーク(唯一or独創的)な日本人は、当然(!?)、
世界中で数々のジョークのネタにされている。

本著は、そんな日本人をネタにしたジョーク集です。

そして、そんな数々のジョークを通して、
新しい“日本人像”が見えてきたりします。


偏見ととるか、思いもしなかった意外な日本人観に気づくか…
センス・オブ・ユーモア(sense of humour)が問われる新書かも。



あらすじ…に代えて本編より、お一つ。

『 ある豪華客船が航海の最中に沈みだした。
船長は乗客たちに速やかに船から脱出して
海へ飛び込むように指示しなければならなかった。
船長は、それぞれの外国人乗客にこう言った。

アメリカ人には「飛び込めば、あなたは英雄ですよ」
イギリス人には「飛び込めば、あなたは紳士ですよ」
ドイツ人には「飛び込むのがこの船の規則になっています」
イタリア人には「飛び込むと女性にもてますよ」
フランス人には「飛び込まないでください」
日本人には「みんな飛び込みますよ」 』

(引用~早坂隆[2006]、pp110-111。)


早坂隆[2006]『世界の日本人ジョーク集』中央公論新社(中公新書ラクレ)
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書評…のようなもの。


友達からのお薦めの一冊でした。

映画化(現在、公開中)されていますが…
友達曰く、「小説より映画の方がいいかも。」とのこと。

“小説→映画の順で楽しんでみて。”
ということで、素直に従ってみました。

(ちなみに、映画も読了後に鑑賞しました。そっちの感想は後日。)



あらすじ。

たった一人の肉親の兄・剛志は、服役している。
罪状は、「強盗殺人」。
弟の直貴のもとには、月に一度、
その兄から手紙が届く。

兄が犯してしまった罪。
罪を犯したのは、直貴ではなく…兄。

しかし、直貴が、その後の人生で、幸せを掴もうとするたびに、
犯罪を犯した兄の存在が暗い影を落とす…。


東野圭吾[2006]『手紙』文藝春秋(文春文庫)

絶対に読みたいと思っていた作品。
やっと読むことができましたv


以下、その書評のようなもの。


近現代中国史のタブーに迫り、
その衝撃的な内容から、
世界的なセンセーションを巻き起こした
ノン・フィクション作品『ワイルド スワン』

その著者ユン・チアン氏が10余年振りに、
満を持して発表した作品が本書です。

ちなみに、本著は、チアン氏の旦那様との共著。


前作『ワイルド スワン』を上梓後、
“次回作は…?”という問いに対し、
チアン氏は、「次は毛沢東伝を書きたい」という旨を
答えていたそうです。

それから、10余年をかけての徹底的な取材と調査の末、
ついに上梓された本書。

前作は、近代~現代における中国の実態を、
祖母、母、そして著者自身の実体験をもとに、
いわば庶民の視点から描いていました。

それに対して、本書は、同時代における
中国の権力の上層部がどうなっていたのか…
そして、その頂点に君臨した毛沢東の虚像と実像が
綿密に描かれています。

前作が、下から見た中国現代史であるなら、
本書は、上から見た中国現代史といった感じ。


ただし、その視点に違いはあるものの、
前作に全く負けず劣らないほどに、内容は衝撃的(…過ぎ)。

前作を超える…かも。


10億人をはるかに超える人口を抱える“中華人民共和国”。
その建国の父、毛沢東。

“革命家”と称され、時に“哲学者”と称され、
さらには“偉人”、あるいは“聖人”視さえされてきた毛沢東。

しかし、彼が(特に中国政府・国内で)喧伝さているほどに、
完全無欠の聖人君主ではなかったことを指摘する文献や証言が、
近年においては、散見できるようになってきました。

とは言え、これほどまでに、綿密な取材にもとづいて毛沢東に
真っ向から批判を加えた著書は、稀有だと思います。

毛沢東は、聖人君主どころか、
むしろ冷酷無比で、強権的な独裁者だったのではないか…

そんな問いを投げかける作品です。

少しでも興味のある人は、読んで損はない作品だと思います。


ただ、とりあえず分厚いッ!!っす。
電車で読むには、不向きかも…。




~こんな人に、特にお薦め~

『ワイルド スワン』に感銘を受けた人、中国に興味のある人、
近現代史に興味のある人、政治に興味のある人、
一冊くらいはちゃんとした本を読んどきたい大学生…
その他の皆様へ、推薦します。



ユン・チアン/ジョン・ハリディ[2005]『マオ 誰も知らなかった毛沢東 上』講談社
ユン・チアン/ジョン・ハリディ[2005]『マオ 誰も知らなかった毛沢東 下』講談社
原題は、“Flags of Our Fathers”。


平日とはいえ、思いのほか人が入ってなかったので
びっくりしました。てか、がらがら…。

まだ公開したばかり(10/28公開)のはず…。
TVCMを始め、けっこう広告もうっていたような気もするし、
今秋の話題作だと思っていたので、かなり意外でした。

まぁ、今回もゆったりと観賞できたので、
自分的には、ラッキーだったのですがv

それに、それなりに見ごたえのある映画でしたし。

そして、観賞後、遅ればせながらも、気づけばこの映画。
監督に、製作に、脚本に…と、
これでもか!!って、くらい並ぶビッグ・ネーム。

そして、その内容も、そんなビッグ・ネームに
負けないくらい!?重量感が漂う映画でした。


あらすじ。

一枚の写真。
たったの一枚の写真が時として戦争の帰趨を左右し、
そして、英雄(=ヒーロー)を誕生させる。

日本と米国(=アメリカ)が覇権を争い、凄惨な戦いをした太平洋戦争。
その末期、激戦地となった硫黄島で撮られた写真は、
そんな決定的な“一枚の写真”となった。

アメリカにヒーローを誕生させ、そして、
アメリカ国民を太平洋戦争の勝利へと駆り立てる写真だった。

その写真の主人公達は、アメリカ国民のヒーローとなって帰国し、
国民に戦争への支持と協力を求める。

しかし、たった“一枚の写真”により、
期せずしてヒーローになった彼らの心の中には、
拭い去ることのできない葛藤と戦争の真実があった…。



★★★▲☆(3.5)~ヾ(`ω´)/~
       真ノヒーローハ,自ラヲヒーローダト決シテ思ワナイ…思エナイ
先週末、地元の映画館での公開最終日に観てきました。
週末とはいえ、金曜日だったせいか…
また、比較的大きい劇場だったこともあり、人の入りはまばら。

ま、おかげ様で(^ω^ゞ
両側2席空きくらいの席で、リッチな気分で観賞できました。

…狙い通りv


あらすじ。

米軍基地に近接するため、アメリカの風情が漂う街・福生。
そんな街のガソリンスタンドで、志郎は、“とりあえず”働いている。

“とりあえず、大学”ではなく、“とりあえず、ガソリンスタンド”。

そんな志郎の選択に両親は、猛反対した。
その時、志郎を援護し、両親の反対を押し切ってくれたのは、
アメリカかぶれで、個性的過ぎる性格の祖母だった。

志郎のガソリンスタンドでの仕事も、板についてきたとき、
新しいアルバイトとして、乃理子が入ってくる。
大学生でお嬢様っぽい乃理子に対し、志郎は、淡い感情を抱く。
一方、乃理子の方も、志郎の優しく、飾らない態度に
好感を抱くようになる。

初めての感情に、戸惑いながらも、乃理子への思いを募らせていく志郎。
辛い失恋をしたばかりの乃理子も、志郎の素朴な人柄に惹かれていく。

やがて、二人の間には、愛おしい時間が流れるようなる。
志郎にとって、それは、生まれて初めての“本気の恋”だったのだが…。


★★▲☆☆(2.5)~(^-^*)一途ナ恋シタイカモ…
…の試写会へ行ってきました。もちタダ・チケv

6割ほどの客入りでした。試写会にしては、少ない気が…。
まぁ平日の夜だから、そんなものかな。



あらすじ。

同じ民族が南北に分かれ、激しく争っていた朝鮮戦争の時代。
朝鮮半島のどこかに、そんな戦争とは、全く無縁の平和な村があった。

村の名前は、トン・マッコル。
“トン=子供のように”・“マッコル=純粋な村”。

村人の誰一人として、
戦争が起こっていることさえ知らないような村に、
ある日、3組の来訪者たちが訪れる。

空から降ってきた青い目の米国人。
何だかワケありの二人組の韓国軍兵士。
平壌へ帰還途中の三人組の北朝鮮軍兵士。

予期せぬ敵との遭遇に、彼らは、当然に反目する。
しかし、村での生活を営むうちに、彼らは、
村人の無垢な対応に感化され、互いに理解しあっていく。

そして、彼らに村への愛着が芽生えるころ、
村にはとんでもない危機が迫っていた…。



★☆☆☆☆(1)…(-_-メ)スベッテルヨウナ
一部の(特殊な!?)人の(密かな!?)趣味から脱して、
すっかりと一般的な市民権を得てきた“ダンス”。

むしろ最近は、ブームの様相も…。

でも、ダンサーってどうなの??
どんな人なの??将来って??

この映画は、そんな疑問に
ちょっとだけ答えてくれるのでは。

ダンスって楽しんだよー!!
っていう気持ちが伝わってくる
青春スポ根映画です。



あらすじ。

人気ヴォーカリストのバックダンサーを務める
女の子4人組のユニット、その名も“バックダンサーズ!”。

人気絶頂の折、ヴォーカリストが電撃の引退宣言をしてしまう。

そして、ヴォーカリストの突然の引退によって、“バックダンサーズ”も
華やか舞台から、放り出されてしまう。

“あがり”の描けない将来への不安から、
解散の危機を迎える“バックダンサーズ!”。

彼女たちを繋ぐのは、
頼りない新人マネージャーと、“ダンス”だけだった…。


★★★▲☆(3.5)…ヾ(`▲´)/青春“スポ根”ダンス映画ナノダ
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