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ぼそっと。映画の話、本の話。
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原題は、“Flags of Our Fathers”。


平日とはいえ、思いのほか人が入ってなかったので
びっくりしました。てか、がらがら…。

まだ公開したばかり(10/28公開)のはず…。
TVCMを始め、けっこう広告もうっていたような気もするし、
今秋の話題作だと思っていたので、かなり意外でした。

まぁ、今回もゆったりと観賞できたので、
自分的には、ラッキーだったのですがv

それに、それなりに見ごたえのある映画でしたし。

そして、観賞後、遅ればせながらも、気づけばこの映画。
監督に、製作に、脚本に…と、
これでもか!!って、くらい並ぶビッグ・ネーム。

そして、その内容も、そんなビッグ・ネームに
負けないくらい!?重量感が漂う映画でした。


あらすじ。

一枚の写真。
たったの一枚の写真が時として戦争の帰趨を左右し、
そして、英雄(=ヒーロー)を誕生させる。

日本と米国(=アメリカ)が覇権を争い、凄惨な戦いをした太平洋戦争。
その末期、激戦地となった硫黄島で撮られた写真は、
そんな決定的な“一枚の写真”となった。

アメリカにヒーローを誕生させ、そして、
アメリカ国民を太平洋戦争の勝利へと駆り立てる写真だった。

その写真の主人公達は、アメリカ国民のヒーローとなって帰国し、
国民に戦争への支持と協力を求める。

しかし、たった“一枚の写真”により、
期せずしてヒーローになった彼らの心の中には、
拭い去ることのできない葛藤と戦争の真実があった…。



★★★▲☆(3.5)~ヾ(`ω´)/~
       真ノヒーローハ,自ラヲヒーローダト決シテ思ワナイ…思エナイ



どう感想をまとめればいいのか…
悩みます。

とりあえず、日本人(自分を含めて)が観賞しても、
違和感や不快感を感じるような映画ではないと思います。

それは、この映画が日本とアメリカが争った戦争、
太平洋戦争をその主題として扱っているものの、
対“敵国”日本といった観点が重要視されていないことに
起因しているのだと思います。

むしろ、戦時下におけるアメリカ自身の内面に
焦点をあてようとした映画なのだと思います。

戦時下において、国民を戦争に動員しよう、あるいは、
積極的に戦争へ協力させようとする国家の意思と
戦争の現実を知る一兵士の思い。その交錯と葛藤。

そんなアメリカの内情に迫ろうとした映画。

この映画が迫ろうとしているのは、
太平洋戦争に限らず、アメリカの戦争に対する姿勢そのもの
に対する考察や批判だと思えます。

その点、“正義だ”“英雄だ”と騒ぎ立てるだけの
(既に食傷気味の人も多いのでは!?)ありふれた
アメリカ(ハリウッド)映画とは、雲泥の差がある作品だとは思います。

ただ一方で、(日本人を始め)アメリカ人以外の人にとっては、
“言わずもがな”と思えてしまうアメリカの一面を再提示しただけ…
といった感想を抱く人も少なくないのでは、と思われます。

“あー、アメリカってそうだよね…今更、気づいた?”と。

そして、それと同時に。だからこそ。
もう一歩、踏み込みが足りない気がしてしまうのです…。

加えて、戦場における残虐性を表現するにしても、
単にインパクトのある過激な映像をつなぐだけでは
…表現は悪いですが、子供だましの域をでないなぁ
と思ったりもしました。

精巧に作られた手や足、首のマネキンを飛ばしたり、転がしたり
派手に発破したり、音を響かせたり…色々するのはいいのだけど。
同じような感じの戦争映画は、最近、散見されるわけで。

それだけでは、おばけ屋敷とあまり変わらない気がするのは、
自分だけでしょうか…。

「あー、恐かったね」で終わらせたい話じゃないと思うし。

単に過激な映像ばかりをつなぐことに終始するのではなく、
その他にも、戦場の恐ろしさや悲惨さ、苦しさを
表現する手法があってもいいのでは…と思ったりします。


そんなこんなで。
引き続き、悩みながらも感想をまとめるなら…この映画。

けっして質の低い映画ではないと思うのですが、
切れ味や深さに欠ける気がするのです。



ということで。
後半、ちょっと辛くなりましたが…
少なくとも、考えさせる戦争映画ではあると思います。

それに真珠湾などと違い、
硫黄島での戦いを描いた映画って少ないし。
その点も価値ありかな、と。

自分的にも、続編というか兄弟作の
『硫黄島からの手紙』(12/9公開)も観てもいいなぁ…
観てみたいなぁ、と思いました。



『父親たちの星条旗 Flags of Our Fathers』
監督・製作:クリント・イーストウッド。製作:スティーブン・スピルバーグ、他。
脚本:ポール・ハギス、他。
出演:ライアン・フィリップ、ジェシー・ブラッドフォード、アダム・ビーチ、他。
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