忍者ブログ
ぼそっと。映画の話、本の話。
<< 10  2024/11  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30    12 >>
[79]  [78]  [77]  [76]  [75]  [74]  [73]  [72]  [71]  [70]  [69
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

東野圭吾さんの作品を読みました。

1990年代初めの頃の作品です。

1980年代の作品を東野圭吾さんの初期と
するなら(…勝手に)、初期の作品は
“トリック勝負”の作風が特徴だと思います。

そして、この作品辺りを前後に
小東野圭吾さんの説は、その初期から
次のシーズンへ移行していると思います。

“トリック勝負”から、
登場人物の背景やその過去に背負ったものに
焦点をあてることが多くなっていると思います。

まさに“宿命”といったものに焦点をあて、
重点を置くようになっていると思います。


『白夜行』や『幻夜』に
繋がっていく要素が垣間見えると思います。

一方で、精巧なトリックの要素は
現在に至るまで、相変わらず健在ですが。


その点、この『宿命』という小説は、
映画化等を含め大ヒットした
『探偵 ガリレオ』へと繋がる雰囲気も
どことなく感じる作品です。


あらすじや感想を述べずに、
脇道を突っ走っている感じになってますが…

まとめると、この小説は
東野圭吾さんの作品の初期の原風景から、
ベスト・セラー作家となった現在につながる
象徴的な転機を感じることができる作品です。


当然、面白いですッ!!



東野圭吾[1993]『宿命』講談社、講談社文庫。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (管理人しか読むことができません)
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
★ スポンサーリンク
★ カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
★ 【Profile】人となり
[管理人/書いてる人]
  naohito

[Blogタイトル]
  映画の話、本の話。

[今、見てる人]


[カウンター]


[忍者サイトマスター]
★ スポンサーリンク
★ スポンサーリンク


★ バーコード
★ 【Link】
★ ブログ内検索
★ 最新CM
[10/18 かわ]
[09/13 マルコ]
★ 最新TB
★ スポンサーリンク


Copyright (c)映画の話、本の話。 All Rights Reserved.
Photo material 空色地図  Template by tsukika

忍者ブログ [PR]