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ぼそっと。映画の話、本の話。
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東野圭吾さんの作品を読みました。

1990年代初めの頃の作品です。

1980年代の作品を東野圭吾さんの初期と
するなら(…勝手に)、初期の作品は
“トリック勝負”の作風が特徴だと思います。

そして、この作品辺りを前後に
小東野圭吾さんの説は、その初期から
次のシーズンへ移行していると思います。

“トリック勝負”から、
登場人物の背景やその過去に背負ったものに
焦点をあてることが多くなっていると思います。

まさに“宿命”といったものに焦点をあて、
重点を置くようになっていると思います。


『白夜行』や『幻夜』に
繋がっていく要素が垣間見えると思います。

一方で、精巧なトリックの要素は
現在に至るまで、相変わらず健在ですが。


その点、この『宿命』という小説は、
映画化等を含め大ヒットした
『探偵 ガリレオ』へと繋がる雰囲気も
どことなく感じる作品です。


あらすじや感想を述べずに、
脇道を突っ走っている感じになってますが…

まとめると、この小説は
東野圭吾さんの作品の初期の原風景から、
ベスト・セラー作家となった現在につながる
象徴的な転機を感じることができる作品です。


当然、面白いですッ!!



東野圭吾[1993]『宿命』講談社、講談社文庫。
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