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エンドロール。
そして、映画館の照明が再び灯るまで。。
言葉を失いました。。。
自分の感情をうまく言葉で表現できない…。
思ったことを、感じていることを
自分の引き出しのでどこにしまったら、落ち着くのか、、
わからない。見つからない…。
そんな作品とたまに出会います。
これは、そんな作品でした。
内戦、そして虐殺…これが、
紛れのない現実の出来事だったことが、つらい。。。
…痛い。痛かった。
ストーリーは、1990年代の前半に起こった
アフリカ・ルワンダの内戦(部族間抗争)を、事実をもとに描いた作品。。
ほんの短期間の間に、100万人以上が虐殺された、、
人類の歴史上、稀にみるほどの凄惨な事態を、
引き起こした抗争を背景に、、
その混沌のなかで、1200人もの人々を虐殺から守り抜いた、
ホテルの支配人を主人公とした作品です。
[総合“星”評価]
★★★★★(5)~(*o*)言葉ヲ失イマス…
作品の中でも、大きな要素を占めるのだけど…
これほどの“大虐殺”が行われたのにも関わらず、
~それが行われた期間と犠牲となった人々の数では、人類史上“最悪”の虐殺~
そのことは、あまりに知られていない…事実。。
そういう、おいらも、
(自称、たぶん人並み以上には、国際事象に関心のあるおいらにとっても…)
①ルワンダがアフリカ大陸の中南部にあって、②1990年代くらいに、
③“ツチ族”と“フツ族”という部族間での、
血なまぐさい、泥沼の抗争があって、
そして、④虐殺が行われた、、⑤隣国へ、大量の難民が生じた、、、
ということくらいしか知らないことでした。。
…面目ないケド。。
でも、なぜ、それほどまでに、知られていないのか。。
それは、きっと、アフリカ・ルワンダが、
(おいらを含め、)多くの人にとって、縁も馴染みもない、
人によっては、一体、どこにあるかもわからない、
もちろん、さしたる興味も関心もない、
加えて、原油や天然ガス、あるいはダイアモンドのような、
目を引くような経済的な権益もない地域・地方の出来事だったから。。
…ということだと思う。。。
それに、そのことは、
この作品が日本国内では、公開されなかったかもしれない、、
ということとも、無関係ではないと思う。
知っている人も多いと思うけど…この作品は、
一人の映画ファンの活動から、公開にこぎつけた。
という、日本の映画史上、稀有の公開秘話を持つ作品デス。
>> 『ホテル・ルワンダ』の日本公開を応援する会
この映画を観られたこと(しかも、銀幕で!!)、
その彼に、サポートされた人々に、、感謝デスm(_ _)m。。。
でも、彼が行動を起こさなければ、、
この映画は日本では、全く陽の目をみないまま…
当然、しがない映画ファンのおいらも、観ることはなかったわけで。。
感謝の気持ちの一方で、
そんな日本の映画興行界に、さみしさも感じました。
商機がなければ、話題性がなければ、、ダメなのか。。
内容を真摯に評価して、地味でもよいから売り出す…
そんな姿勢や意気はないのか、と。
しかも…公開したら、したで、
映画の内容ではなく、
その公開に至るまでの話を餌にして、
メディアの関心を惹こうとするやり方(宣伝方法)に、
やりきれない思いを感じました。
そして、そのことが本編のなかで、
痛烈に非難されているような気がして。。
グサっと、胸に刺さったのです。
もちろん、現実的には、
全てが善人的に、規範的にはならない
(そうあっては、欲しいけど…)、
というのは、百も承知。。
「でも、でも…。」
と、思ってしまうのです。そう思わせる作品です。
エンドロールに流れる“ルワンダ・ルワンダ♪”の曲が胸にしみる。。
…熱めに語ってしまいました、汗顔。
だけど、言葉足らずかも知れない…
良い映画だと思う。
『ホテル・ルワンダ HOTEL RWANDA』
監督・脚本・製作;テリー・ジョージ、脚本・共同製作総指揮;ケア・ピアソン、
出演;ドン・チードル、ソフィー・オコネドー、ニック・ノルティ、ホアキン・フェニックス、etc。
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