×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
…を読みました。
なかなか厳しいタイトル。
ジャンルとしては、“日本文化論”
という所に収まると思います。
正直、文化論とかのジャンル、
あまり好きじゃないです。
なんか情緒的というか、
論理的な厳密さに乏しいものが多いから。
ただ、この本は論理的な甘さは
あちらこちはにあるものの、
「面白いなぁ…」と思うところが
ところどころにありました。
もとい。
タイトルから連想されるように、
そこそこ堅い内容です。
ですが、堅い話題を相当に砕いて
論じているので、読み辛いってことは
ないと思います。
論文というレベルではなく、
講演会での話をまとめたもの
といった程の内容になってます。
そして、冒頭で著者自身が述べているように、
あちらこちらに論点が飛んでいます。
食い散らかしてる感じ。
また、厳密な議論が展開されている
わけでもないので、
反論しようと思えば、
たぶん、いくらでもできます。
ただ、それぞれの各論において、
論旨はしっかりとしていますし、
各視点に面白さを幾つか感じました。
考えるとっかかりとしては
良い本かなぁ、と思いました。
内田樹[2009]『日本辺境論』新潮社、新潮新書。
PR
この記事にコメントする