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ぼそっと。映画の話、本の話。
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さらっとした感じの小説が読みたいなぁ、
と思っていたので。

本屋さんをぶらっとした結果、
手に取ってみました。


期待にそった恋愛小説でした、
ピュアな感じの。

そして、ちょっとサスペンスで、
微妙にホラー。


主人公は30歳、ちょっと停滞期を
感じている男性…

というか“男の子”。


その彼に、ある雨に日に
“運命の…”じゃなくて(笑)

“奇妙な出会い”が訪れます。


“彼女”会えるのは、雨の日だけ。


ありふれたストーリーに、
特異なシチュエーションを設定したことが
妙味となっている小説だと思う。


中途、マンネリ感というか。

平凡さを感じたりもしましたが、
読了後は、爽やかな切なさが残りました。


そして。雨の日がちょっと好きになりました。



松尾由美[2005]『雨恋』新潮社、新潮文庫。
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日本軍による真珠湾攻撃に始まるとされる
太平洋戦争~第二次世界大戦の時代を背景とした小説。

ハワイ、アメリカ西海岸に住む日系アメリカ人である3人の青年、
ジロー、ヘンリー、マットを主人公にして、物語は展開していく。

アメリカ人であるって、日本人であるって…国籍って何だろ。

人種って何だろ。肌の色?言葉?生活?心?とか。故郷ってどこなんだろ、とか。差別とか。

なんか登場人物の悩みや怒りが、過去の自分の記憶や体験と
シンクロしたこともあって、心にぐさっとくること、たびたびでした。

真保裕一さんの作品の中では、けっこう異色な部類だと思うけど…きっと代表作の一つになると思うな。




マットの明るさがまぶしい。
日本軍による真珠湾攻撃に始まるとされる
太平洋戦争~第二次世界大戦の時代を背景とした小説。

ハワイ、アメリカ西海岸に住む日系アメリカ人である3人の青年、
ジロー、ヘンリー、マットを主人公にして、物語は展開していく。

アメリカ人であるって、日本人であるって…国籍って何だろ。

人種って何だろ。肌の色?言葉?生活?心?とか。故郷ってどこなんだろ、とか。差別とか。

なんか登場人物の悩みや怒りが、過去の自分の記憶や体験と
シンクロしたこともあって、心にぐさっとくること、たびたびでした。

真保裕一さんの作品の中では、けっこう異色な部類だと思うけど…きっと代表作の一つになると思うな。




ヘンリーの弱さが自分のことのように感じる。
日本軍による真珠湾攻撃に始まるとされる
太平洋戦争~第二次世界大戦の時代を背景とした小説。

ハワイ、アメリカ西海岸に住む日系アメリカ人である3人の青年、
ジロー、ヘンリー、マットを主人公にして、物語は展開していく。

アメリカ人であるって、日本人であるって…国籍って何だろ。

人種って何だろ。肌の色?言葉?生活?心?とか。故郷ってどこなんだろ、とか。差別とか。

なんか登場人物の悩みや怒りが、過去の自分の記憶や体験と
シンクロしたこともあって、心にぐさっとくること、たびたびでした。

真保裕一さんの作品の中では、けっこう異色な部類だと思うけど…きっと代表作の一つになると思うな。




ジローの自分を追い込んでいく姿が切ない。

日常の生活に紛れ込んできた
ほんの少しだけ非日常的な出会い。

ちょっとだけ人生に変化が訪れるできごと。

日比谷公園という地理的な一部分。
主人公の、そして、
名前もはっきりとしない女性の人生の
ほんの一部分。

そんな色んな一部分を、
上手く切り取っている
作品だなぁ、なんて思いました。

劇的なできごとなんて起きず、
これといって盛り上がるところも
特にないような気もするのに…

単調さは全く感じなかった。

読了後、爽やかで少しだけ切ない感じが
残り香のように漂いました。

読んでもらう以外に、
説明できない雰囲気です。

その辺、絶妙デス!!


とっても現代的で、
都会的な作品だと思います。

表題の『パーク・ライフ』と
運送業に勤める青年を主人公にした
『flowers』を収録。


吉田修一[2004]『パーク・ライフ』文春文庫、文藝春秋。

ほぼ、ひたすらにSMの描写。
SM系の官能小説と呼べる内容だけど…

なんか青春系の恋愛小説のような
切なさだったり、純粋さを感じてしまう。

オトナの女性に憧れるような恋をして、
精一杯、背伸びをしようとするような
淡くもどかしい健気さ。

そんな甘酸っぱいさえ漂う。
異色の恋愛小説。


ただし。内容は、
9割方が性描写なので。
あしからず。



サタミシュウ[2005]『私の奴隷になりなさい』角川文庫、角川書店。
ベストセラーなうえ、映画も公開されるというこで、
今更かも知れませんが…

読んでみたら、けっこう面白かったです。
あっという間に読んでしまいました。

下巻(文庫本)にいたっては、
ほぼ一日で読み通してしまいました。


正直、荒っぽい感じもしたのですが…
キャラクターの色が際立って、
“読ませる力”みたいなものがありました。

劇画的なストーリー展開と、劇画的な登場人物が
うまく噛み合っているのだと思います。

エンターテイメントな作品ですッ!!



雫井脩介[2007]『犯人に告ぐ (上)』双葉文庫、双葉社。
雫井脩介[2007]『犯人に告ぐ (下)』双葉文庫、双葉社。
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