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日常の生活に紛れ込んできた
ほんの少しだけ非日常的な出会い。
ちょっとだけ人生に変化が訪れるできごと。
日比谷公園という地理的な一部分。
主人公の、そして、
名前もはっきりとしない女性の人生の
ほんの一部分。
そんな色んな一部分を、
上手く切り取っている
作品だなぁ、なんて思いました。
劇的なできごとなんて起きず、
これといって盛り上がるところも
特にないような気もするのに…
単調さは全く感じなかった。
読了後、爽やかで少しだけ切ない感じが
残り香のように漂いました。
読んでもらう以外に、
説明できない雰囲気です。
その辺、絶妙デス!!
とっても現代的で、
都会的な作品だと思います。
表題の『パーク・ライフ』と
運送業に勤める青年を主人公にした
『flowers』を収録。
吉田修一[2004]『パーク・ライフ』文春文庫、文藝春秋。
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